こんにちは。

スピリチュアルライフコーチ／パワーストーンサイキックリーダー、

生きづらさ解消コンサルタントのマセミユリです。

 

日本は農耕民族であるというバックグラウンドもあるからか、

日頃から我慢をすること、自分を差し置いて相手を優先することを

美徳とするような（思考の）習慣が多かれ少なかれ、あるかと思います。

我慢は状況によって必要なのでこれ自体は否定するものではないですが

必要以上の我慢を勝手に自分に強制していないかは、ぜひ気をつけてみてください。

 

小さい頃に例えば親御さんから「我慢して偉いね」と言われたことで

自分の存在を確認していたような経験がある人は、

我慢をすることが相手に受け入れられることであるという観念を

無意識に形成してしまっている可能性があります。

そうすると何事にもまず自分が我慢をするという選択肢を選んでしまい

場合によってはそれが相手のためになっているのだと信じているケースもあります。

 

自分が我慢すればいい、そんな思考をしていて実は苦しい…と感じている方は

この機会にこういった観点を意識するようにしてみてください。

「自分の我慢が、もしかすると相手の成長を妨げているかもしれない」

という観点です。

 

私たちは生きていく中で様々な人と出会います。

人生交差点というような表現をすることもあります。

お互いが関わり合うことによって気づきがあり、成長していく。

関わるというのは良くも悪くも摩擦を起こすことだと私は思っていますが

この摩擦を起こすのに片方が引っ込んでいては摩擦は成立しないのです。

 

人生で出会う人たちとは、実は生まれる前に様々な役割分担（設定）をして

この世界にやってきていると言われています。

（ソウルメイトまではいかなくとも、ソウルグループという言い方をします）

お互いに何らかの形で影響し合う関係として出会っているわけです。

あなたの存在が、彼・彼女の人生にとって大きな影響を及ぼすはずなのに

あなたが率先して我慢をして何もしないことによって、

本来得られるはずだった成長体験を相手が得られないのだとしたら、

それは相手にとっては機会損失になるということです。

 

例えば、あなたがいつも我慢して思ったことを言えない、NOと言えない人だとします。

あなた自身は今回の人生でNOと言えるようになること、より明確に意思表示をして

自分らしさを輝かせることが魂の目的だったと仮定します。

そしてあなたに長い付き合いの友人・または同僚がいたとして、その相手の魂の目的が

他者を慮れるようになること、他者の気持ちをより理解できるようになることだったとします。

 

その相手がいつもあなたを困らせたりするというシチュエーションだった場合に

あなたがいつも我慢をしてその相手に譲ったり、何も言わないことによって

相手はいつまでも、他者を慮ることの大切さを知る機会を得ることができません。

そしてあなたもいつまでも、NOと言えないままの自分から抜け出せない。

本当はあなたが「NO！」と言うことによって相手が経験するはずだった学びが得られないわけです。

結果的にあなたも相手もどちらとも、成長がないままに終わってしまいます。

 

もうひとつ、より現実的な事例を挙げます。

ずっと二人三脚でやってきた仕事仲間がいたとして、

自分はもう次のチャレンジをしたいと思っているのに、相手のことを思うと

迷惑をかけてしまう・申し訳ないからと転職ができない…と悩む人がいます。

相手が迷惑と思うかどうかは相手の問題であり、あなたの問題ではありません。

人は何らかの事態に遭遇したら、何とかしようとするものです。

（実際、私は人事なのでこういう場合はより客観的・現実的に課題解決を考えます）

これが自分の立場だったらそう思いませんか？

相手の人生まで背負う必要はないのです。

 

…と、こう考えてみるとどうでしょうか。

少し、見る視点が変わってきませんか？

我慢が相手のためになることは当然あります。

でも一方で、相手のためにならないことも当然あり得るのです。

お互いに影響し合い、成長を遂げるために出会った関係であると考えるなら

「今の私の我慢は誰のためになるのか？」を自分自身に質問してみてください。

もしそこで、違うかもといったような感覚、違和感が湧き上がってくるのなら、

その瞬間から行動を変えることをお勧めします。

 

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