こんにちは。

スピリチュアルライフコーチ／パワーストーンサイキックリーダー、

生きづらさ解消コンサルタントのマセミユリです。

 

昔、とある職場の人と雑談をしていた時の話です。

その方はとても勉強熱心な人で、社会人大学にも通ったりと

とにかく自分を磨くことに一生懸命な人。

常に自分のキャリアをどうしていくかを考えながら

仕事に取り組んでいる人です。

「本当にすごいですね。私も学ぶことは好きですけど

自分のその都度の課題感がベースだから私の知見は虫食いなので」

と私が言った時、

「そんなことないですよ。僕の学びは強迫観念からなので

学ぶことを正直楽しいと思ったことないですから」

という返事が返ってきました。

そしてその言葉の後に続いた、ある言葉がとても印象的でした。

子供の頃に、親から言われた一言が今も心に残っていると。

今の会社での話なので具体的な表現は避けますが

あぁ、その言葉がこの人の今の価値観を形成しているのだと

ものすごく腑に落ちたのです。

 

端的に言うと、自分は必要とされていない、

必要とされるために自分の価値を作って（上げて）いかないといけない。

この人は親御さんの言葉をそう解釈してしまったのだなと感じました。

なぜそう思ったか。

この人の仕事での言動が、まさにこの解釈を投影していたからです。

仕事の知見が足りない人を容赦なくマウントする、

相手の長所ではなく短所ばかりをあげつらう、

人のミスをフォローするのではなく批判する。

周囲の人とうまく仕事が進められず最初は周りも困っていましたが

徐々に相手にされなくなっていきました。

 

この人にとってのこういった言動はまさに自分自身の投影です。

周囲は自分の鏡だとよく言われます。

この人にとっては、まさに「使えない人」が自分自身の投影なわけです。

でもそれが投影だということに気づいていない。

個別に話をすると、冒頭のように実は自信がないというのが垣間見えます。

ライフコーチとしてアドバイスをしたい気持ちもあったものの、

自分の中でこれが課題だと気がつかない限り、何の意味も持ちません。

ちょっとした助言や私から見た率直な印象は話しましたが

あまり心には響いていなかったようです。

 

また同時に、こういう人が私の周りにいるという事実は、

私自身の中にも同じ側面があるのだということも表します。

特にその事象に反応してしまう時は、

自分の中に同じ要素があるから反応し、気になってしまうのです。

以前、性格適性検査を受けた時「他責になる傾向がある」という

結果が出てきたことがありました。

まだ私が精神科に通っていた頃の話です。

（それ以降は適性検査を受けていないだけですが）

他責であるということは、裏を返すと被害者意識が強いということ。

「まだまだ私にも他責なところが残っているんだなぁ…」

と思い、ただ単に皆と同じようにこの人をただ批判しようとする

気持ちにはなんとかブレーキをかけることができました。

 

周囲は自分自身の鏡。

この言葉で全てを我慢しなさいということではありませんが、

今目の前に広がる事象には自分にとって何らかの意味がある。

そう思って一呼吸できると、受け止め方と結果が変わってきます。

そして、望む自分、望む環境にフォーカスするようになると

気になっていた物事はやがて気にならなくなり、目の前から消えていきます。

ですから望む方向に感情を整えることに、時間と意識を費やしていきましょう。

自分が放つ波動が、周囲の現実を形作っていきます。

 

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